
冬野菜
冬の野菜
冬って寒くて野菜が取れないイメージですが
冬には冬の野菜が有りますし冬でも新鮮な野菜が取れます。
冬と言ったらやはり鍋です。
その鍋を美味しくするのは間違いなく
冬野菜なのです。
白菜なんて鍋料理には無くてはならない存在です。
そこで冬が旬な野菜を一寸調べてみました。
寒締めほうれん草
寒締めほうれん草の時期は1月~3月の野菜です。
ほうれん草は1年を通して供給されるようになりましたが
実は、ほうれん草の旬は冬です。
真冬にスーパーなどの店頭に並んでいるほうれん草が寒締めほうれん草です。
冬の過酷な寒さに当たることで野菜の甘みが増す事は古くから言われております。
このほうれん草の栽培の仕方は殆ど知られてないと思いますのでざっと
ここに書いていこうと思います。
寒さで成長が止まる初冬前にハウス内で出荷サイズまで成長させます。
外気温が5℃を割る程度になったらハウスの側窓を開放して冷気を当てます。
この作業をするとほうれん草の場合2週間程度で糖度やビタミン含量が高くなります。
また、冷気にさらすと生長が止まるので、長期にわたって出荷できるというメリットがあります。
東北で生まれた寒締め栽培は、北海道、北陸、関東、高冷地などに広がり
今では全国各地に産地が広がりましたが本来は寒さのとりわけ厳しい地域に
適しております。
野菜は過酷な条件で美味しくなるんですね。

仙台白菜
仙台白菜の時期は10月~2月にかけたが旬だと言われております。
宮城県で栽培されていた松島系品種の白菜は中身は白く柔らかで甘味も強く
「仙台白菜」と言うブランド名で全国で有名になりました。
しかし、水分が多く白菜全体が柔らかく傷が付きやすい
病気にも弱い収穫期間が短いなどの理由から次第に新しい品種に変わっていき伝統野菜と言われる仙台白菜の栽培は減少していきました。
ところが東日本大震災で大きな被害を受け塩害にも強い白菜を活用して
被害のあった土地を早急に復活させる事が検討された時栽培が難しく
柔らかくて傷付きやすいと言う理由で敬遠されて市場から消えてしまった
仙台白菜を復活させて生産から消費までの一体的な取り組みを行い
復興のシンボルとして地域活性化に繋げていこうとプロジェクトが発足し
宮城県の伝統野菜として地域の活性化と新しいふるさとづくりへつなげる試みが始まっています。
このプロジェクトが多いに広がって欲しいものです。
まだまだ冬野菜は沢山あります。
次回より少しづつではありますが
冬野菜を紹介していこうと思います。
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